岡山市にある「岡山シンフォニーホール」の新型コロナウイルス対策が「おしゃれ」だと、ネットで話題になっている。
6月13日にホールが公式Twitterでその取り組みを紹介すると、2万以上の「いいね」がついた。
投稿された画像からは、大ホールの座席(2001席)の約半数に「作曲家の指定席」として、作曲家のイラストと共に「この席は私の席です ご遠慮ください」と書かれた紙が貼られているのが分かる。
館長発案⇒職員がイラスト作成
ホールの担当者はハフポスト日本版の取材に、感染対策のために、大ホールの座席を1席ずつ空けるための張り紙を作る際、館長が提案したアイデアだと説明した。一般的な「使用できません」などの張り紙ではなく、「お客様が和んで、少しでも楽しめるように、作曲家の顔にしよう」と発案したという。
イラストはホールの職員が描き、J・S・バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ヴェルディ、ブラームスの5名の作曲家が座席に座っている。観客は、大作曲家の隣に座って公演を楽しめるという、粋な取り組みだ。
ネットの反応「遊び心、素敵です」
この取り組みに対しネット上では、「オシャレ」「遊び心、素敵です」「ほっこりした」「好きな作曲家の隣に座りたい」などのコメントが寄せられている。
プロオーケストラの活動拠点
岡山シンフォニーホールは、 大ホールのほか、イベントホールなどを備える施設。プロオーケストラ「岡山フィルハーモニック管弦楽団」が活動拠点としている。