大分県中津市で土砂崩落、3世帯6人の安否確認できず

3軒は土砂に埋もれた状態という。
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朝日新聞社提供

大分・中津で土砂崩落、3世帯6人の安否確認できず

 11日午前3時40分ごろ、大分県中津市耶馬渓町金吉で裏山が幅約100メートルにわたって崩落し、3棟の住宅が土砂にのみ込まれた。中津市などによると、3世帯の住民6人の安否が確認できていない。県は自衛隊に災害派遣を要請した。

 県警中津署や中津市などによると、現場は主要道路から山道を入った小集落。巻き込まれたのは4世帯で、うち1世帯の2人は自力で脱出したという。安否不明になっているのは、残り3世帯の21歳から90歳までの男性1人、女性5人の計6人。

 中津市から要請を受けて現場に到着した地元の建設会社の男性によると、4軒のうち1軒は外から見えるが、3軒は土砂に埋もれた状態という。大量の土砂が現場を覆っており、男性は「捜索にはかなりの時間がかかるだろう」と話した。

 大分県は11日午前5時40分、牧敏弘防災局長を本部長とする県災害警戒本部を設置した。県防災センターによると、現場は土砂災害警戒区域には指定されていないが、急傾斜危険地域の区域内だった。

 中津市消防本部によると、現場周辺で雨は降っておらず、崩落の前兆もなかったという。

 現場から400メートルほど離れた場所に住む男性は「土砂が崩落した時間帯に特に大きな音などには気付かなかった。大変なことになっている。ただただ助かってほしい」と話した。

(朝日新聞デジタル 2018年04月11日 08時45分)

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