小倉智昭さん、膀胱がんで全摘出手術へ【コメント全文】

「浸潤がんというタチの悪いがんがあった」
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小倉智昭アナウンサー(2012年7月2日撮影)
時事通信社

フリーアナウンサーの小倉智昭さん(71)が11月5日、自身が司会を務めるフジテレビ系「とくダネ!」で、膀胱がんによる膀胱の全摘出をすると打ち明けた。まずは今週検査入院をし、11月下旬頃に、本格的な摘出手術をする予定だという。

小倉さんは2015年の年末に膀胱がんが見つかり、翌年5月に施術を受けていた。

小倉さんは今日の番組の終わり間際、「私事で申し訳ないのですが...」と話し始め、6日〜9日まで休養すると述べ、その理由を説明。今年の夏に激しい出血があって手術をしたり、10月にも約20日間、膀胱炎を併発して出血が止まらずにいたと述べた。

その上で小倉さんは、「お医者様に言われた結論、『全摘』をしなければいけないのかな」と、今回の決意に至った胸の内を明かした。

小倉さんのコメント全文は、以下の通り。

「私事で申し訳ないのですが、ちょっとお時間を頂戴致します。

明日から今週いっぱいお休みをいただくんですね。それに関して今朝のスポーツ紙に一部、報道がありまして、膀胱がんが再発しているか調べる検査入院だという報道だったんですが、これは少し違います。

膀胱がんがあるかないかなんていうのは、細胞診で尿を調べれば分かりますし、内視鏡を入れれば、すぐ分かることなんですが。

私の体には膀胱がんがあります。ずっと前からあるんです。2年半前に内視鏡の手術をして、膀胱がんを取りました。でも、浸潤がんと言って、筋肉層まで入り込んでいるタチの悪いがんがあったんで、その辺は取れなかったんですね。

当時からお医者様には『全摘をしないと完治できませんよ』と言われておりました。ただ、どうしても僕は膀胱を温存したくて、様々な免疫療法であるとかいろんな治療をしてきて、幸い、今は転移はありません。泌尿器科のお医者さんには『奇跡としか思えない』と言われているんですが。

ただ、この夏にですね、激しい出血をして、夏休みをとったと言いながら、病院に入院して出血を止める手術をしたり。10月にも20日間ほど膀胱炎を併発して、出血が止まらずに大変苦労して。頻尿などもあって、ハラハラしながら仕事をしてました。

そこで、ついにお医者様に言われた結論、『全摘』をしなければいけないのかなと。『膀胱がんを根治させるためにはとにかく全摘して下さい』 と言われているんで、全摘することになりました。

ただ、膀胱に代わるもの、ストーマ(人工膀胱)を体の外に付けるのか、代用膀胱を付けるのか。それは先生がもう一度、膀胱鏡で厳しくチェックをしてみたいということになりましたので、今週いっぱい、お休みをいただきます。

そしてその後に、多分11月の下旬頃だろうと思いますが、本格的に手術をして根治を目指すことになります。その際は、長期のお休みをいただくことになると思いますんで。すみません。今週は伊藤(利尋)君に任せます。よろしくお願いいたします」