尾木ママ「土日の運動会は延期にしてーー」 30度を超える5月の猛暑、熱中症を懸念

「日陰のないグランドでは更に3、4度高くなる可能性もあります!」と注意喚起しています。
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時事通信社

学校の運動会、体育祭シーズンに、5月としては稀に見る暑さが襲ってきている。

尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏が5月24日、公式ブログで「土日の運動会は延期にしてーーほしい」と呼びかけている。

この時期、週末に運動会・体育祭を予定している学校も多いが、急な気温上昇で本番・練習中に児童や生徒が熱中症で倒れる事態が相次いでいる。

この週末は特に暑さが厳しくなる見込みで、東京でも30度以上が予想され、地域によっては35度を超える猛暑日となる可能性もある。 

尾木さんは、こうした猛烈な暑さを踏まえて、「日陰のないグランドでは更に3、4度高くなる可能性もあります!」と注意喚起。

子供の安全や命を守ることが第一優先の原則に則り、「予行演習も含めて、無理は禁物です!中止も視野に入れましょう!」と呼びかけた。

「学校は子どもたちの安全第一。視野を広げて正しい判断をしたいですね?」と念押しした。

熱中症をめぐっては、福井県鯖江市の小学生29人が5月17日に、新潟長岡市の小学生26人が23日、それぞれ運動会の練習中に病院に搬送された。

東京都板橋区の高校でも23日、体育祭中に生徒14人が熱中症の症状を訴え、体育祭が中止となった。