小笠原諸島の西之島(東京都小笠原村)近くで火山噴火によってできた「新島」の面積が、11月の発見当初から3.7倍に広がっている。気象庁が12月9日に発表した。溶岩が急激に増えたとみられ、4日までの3日間では1.5倍になっているという。
海上保安庁が撮影した写真から分析した。気象庁と海保によると、新島は最初に噴火が観測された11月20日から徐々に拡大。21日と比べ、12月1日に2・5倍の3万8千平方メートル、4日には3・7倍の5万6千平方メートルまで広がった。
(47NEWS「噴火「新島」が3日で1・5倍 西之島近く、活発な活動」より 2013/12/09 20:16)
気象庁担当者は「数年は残る」と予測している。
気象庁は9日、小笠原諸島の西之島近くにできた新しい島について、少なくとも数年は島として残るとの見通しを発表した。1日の観測で、標高が約30メートルに達したことを確認し、「波の浸食に耐えられる島になりつつある」と判断した。
ただ、1973年の噴火で西之島の近くにできた島はこの40年間で2割ほど小さくなっているといい、同庁火山課は「今回の新島が10年や20年先に残るかどうかは、現時点ではわからない」と指摘している。
(朝日新聞デジタル「小笠原の新島、標高30メートル 気象庁「数年は残る」」より 2013/12/09 18:05)
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