私たちはいつも、深くて暗い海は、私たちが慣れ親しんでいる地球ではなく宇宙に似ているのではないかと疑っていた。そしてこの新しい動画が、ついにそれを証明した。
フランス領ポリネシアのティプタパスはダイビングで有名な場所だが、そのティプタパスの力強い引き波を利用して、世界的なフリーダイバーのギヨーム・ネリーが殺風景で岩石の多い景色の中へ飛び込んだ。まるで彼が惑星の衛星軌道上にいるかのようだ。呼吸用の装置を一切使わないネリーは、暗く孤独な地の底に取り囲まれている。
動画「オーシャン・グラビディ」は、方向感覚を失わせて不安な気持ちになるように作られている。監督のジュリー・ゴーチェ (ネリーの妻だ) は、動画の構成の基本的なルールを無視し、海底で「湾曲した惑星の自然な錯覚を作りだすことができました」と話している。
この海底は、生命を感じない、冷たい惑星だ。
ティプタパスにはいつも、サメ・オニイトマキエイ・魚がたくさん群がっていて、ダイバーたちの人気スポットとなっている。映像から異世界のような雰囲気を失わないために、たくさんいる海の生き物たちを避けることがこのプロジェクトでは最も難しい挑戦だったとゴーチェは話した。
この映像は人の心を捉えるが、引き波は冗談でも挑戦するものではない。引き波の自然の力は、海水浴客にはとても危険だ。無防備なスイマーたちを海へと引きずり出す。
つまり、自分では挑戦しないでほしいということだ。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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