今、注目したい『マチ』小布施町、長島町に行ってきた

私の好きな『マチ』、長野県小布施町と鹿児島県長島町をご紹介します。わたしたちの『マチ』を残すためにこれからも考えていくこととは...

私は大学で地方創生や地域活性、地方自治を学んでいます。

もちろん、大学の講義も重要なのですが、

教授の話しや聞いていたり、文献から実例が出てくると

どうしてもその『マチ』に行って、自分の目で見てみたいと思ってしまうのです...

一番、好きな『マチ』は

長野県小布施町

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人口一万人の長野県で一番小さなこの『マチ』は、栗などの特産品や葛飾北斎が晩年過ごしたこと、歴史的遺産を活用したまちづくりで人気を博し、人口の10倍以上である年間110万人が訪れるようになりました。

また、平成20年度の調査によると、その土地を何回訪れたかを示す平均リピート率は上高地や松本城を上回る3.91となり、長野県内でも有数の観光地となっております。

私も多い時には年間30回ほど通っていたりと、本当に素敵な『マチ』なのです。

さらには、まちとしょテラソという図書館は、ただ、本を借りたり読んだり、勉強する場ではなく、「学びの場」「子育ての場」「交流の場」「情報発信の場」という4つの柱による「交流と創造を楽しむ、文化の拠点」と位置づけ、イベントなどを行える多目的室などが設置され、館内に心地よい音楽が流れてきたりもします。

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他にも、住民のお庭を観賞したり、自由に行き来することのできる『オープンガーデン』や

浄光寺というお寺ではスラックラインというスポーツの練習所があったりと

『マチ』はもちろん、『ヒト』も外交的で本当に素敵な『マチ』なのです。

秋も深まり始めている今だからこそ、栗菓子を求めに訪れてみてはいかがでしょうか?

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↑浄光寺のスラックライン場

また、ぶり奨学金やNセンターの開設などで注目を浴びている

鹿児島県長島町

に先日、行ってきました。

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長島町は養殖鰤の生産量日本一で、温州みかん発祥の地であったりもします。

私は、現副町長の井上貴至さんが赴任をしてから、この『マチ』を知りました。

(井上さんと私の出会いはもう3年半くらい前になります...。早いですね...)

今まであったものをどう活かすのか。

外部の人を入れることで、その魅力に初めて住民が気付きます。

例えば、鰤は、キャンピングカーで東京都内のイベントに出店をしたり、漁港に食堂を作ったりし、多くの人に食べてもらえる工夫をしました。

他にも、今まで食べることのなかった『島みかん』を活用した飴やゼリーを作ったりと、少しの工夫で新たな展開を生んできています。

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↑東町漁港の「長島大陸食堂にて」鰤の刺身はもちろん、煮つけなどが食べられます。

そんな長島町に今、高校生や大学生が多く訪れています。

私もその一人でありますが、高校生向けには『獅子の子落とし塾』を開催。

現役の大学生が高校生に勉強や大学の魅力を教える時間を創ったりしています。

また、現役東大生がみかんサミットを先日開いたりと、

『学生主導』の催しや取り組みが多く展開されてきています。

そんな中、今回、インターンシップで長島町に訪れた大学生は、

最初は他人事として『田舎』を楽しむことが目的になってしまっていたが、

水産加工会社「浜のかあちゃん」と「まるしょう海産」を訪れたことで

「地方には商品の売り方が分からないおとうちゃん、おかあちゃんたちがほんとにたくさんいる」

と実感し、長島町の方はもちろん、多くの人の手に取ってもらうには、

どうすれば良いのかを共に考えてきたとのことです。

さらに、そこで終わりではなく、実際に多くの人へと味を届けるため、

現在クラウドファンディングを用いてプロジェクトを行っています。

プロジェクトへのお礼として長島の幸豪華セットもゲットできるとのことで、

ぜひ、応援していただければ幸いです。

私も長島を訪れた一人として応援したいと思います!

このように外部の人が入ることでお互い得るものや気づくことも多々あるとともに

そのつながりを絶やさないでいくことが大切です。

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↑長島町の夕陽。本当にきれいでした。

地方には課題が山積みかもしれません。

しかし、それに立ち向かっている人もたくさんいます。

地方は捨てたものではない。

これは確実に言えます。

私も様々な事例を勉強しながら、自分の頭で考え、多くの人と議論を重ね

自分たちの『マチ』をこれからも考えていきます。