小渕優子氏の「観劇会」再開へ 政治資金問題発覚のきっかけ

小渕優子・元経済産業相の政治資金規正法違反事件が発覚するきっかけとなった「観劇会」が、2016年度中に再開される方向になった。
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Yuko Obuchi, Japan's economy, trade and industry minister, attends a news conference in Tokyo, Japan, on Monday, Oct. 20, 2014. Obuchi resigned today over allegations that her support groups misused political funds, in a setback for Prime Minister Shinzo Abe, who has made promoting women a pillar of his economic policy. Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg via Getty Images
Bloomberg via Getty Images

小渕優子・元経済産業相の政治資金規正法違反事件が発覚するきっかけとなった「観劇会」が、2016年度中に再開される方向になった。後援会の女性部が再開する方向で調整していると、共同通信などが報じた。

観劇会は2007年から2014年まで、「女性部大会」として東京・明治座で年1、2回のペースで、実費を集めて開催していたが、2014年10月に週刊新潮が収支に不透明な点があることが報じた。観劇会で赤字が生じたように装うなどし、政治資金収支報告書に虚偽記入や不記載をしたとして、元秘書2人の有罪判決が2015年10月に確定している

政治資金問題の発覚を受け、小渕氏は経産相を辞任したが、「スタッフに任せきりにしていた」と自らの関与を否定していた

女性部の幹部らは共同通信の取材に「再開を要望する会員が多かった」としているという。

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