理化学研究所は6月16日、発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の小保方晴子さんの研究室にある冷凍庫から「ES」と書かれたラベルを貼った容器が見つかり、中にあったマウスの細胞の特徴が一部、山梨大学の若山照彦教授が保管する「STAP幹細胞」とされる細胞と同じだったと明らかにした。MSN産経ニュースなどが報じた。
STAP幹細胞は、実際はさまざまな細胞に成長できる胚性幹細胞(ES細胞)ではないかとの疑いが一部にある。理研は「この細胞が本当にES細胞かどうかは不明だ」としている。
一致したのは、緑色に光るタンパク質を作る遺伝子が組み込まれた染色体の番号。15番染色体に入っていた細胞と、18番に入っていた細胞があった。雌雄の別や、マウスの系統は現時点で不明だという。
(MSN産経ニュース『【STAP問題】小保方研の冷蔵庫に疑惑の容器 表示に「ES」』より 2014/06/16 22:30)
STAP幹細胞は、実際はさまざまな細胞に成長できる胚性幹細胞(ES細胞)ではないかとの疑いが一部にある。小保方さんが「STAP幹細胞」として若山教授に渡した細胞が、実際にはES細胞だった可能性が指摘されているが、小保方氏は否定している。
理研は次のようにコメントしている。
今回の分析結果について理化学研究所は、「小保方研究室で見つかったESと書かれたラベルの細胞とSTAP細胞から作ったという細胞の特徴が一致したのは事実だ。これだけでSTAP細胞がES細胞だったと結論づけることはできないが、今後さらに詳しく検証を進めていきたい」とコメントしています。
(NHKニュース『STAP問題 冷凍庫に「ES」容器』より 2014/06/16 19:51)
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