人気アニメ「ドラえもん」のスネ夫役など、人気アニメに数多く出演した、声優の肝付兼太(きもつき・かねた)さんが10月20日、肺炎のため死去した。所属事務所の「81プロデュース」が発表した。
鹿児島県出身。劇団員を経て、俳優業の傍ら、アニメや映画の吹き替えを多く担当するようになった。
スネ夫(写真右)
「ドラえもん」(テレビ朝日系)では、お金持ちの一人息子で嫌みなキャラクターのスネ夫を、1979年の放送開始から2005年の声優交代まで演じた。
・「オバケのQ太郎」(TBS系、1965-1967年)「新オバケのQ太郎」(日本テレビ系、1971-72年)のゴジラ
・「忍者ハットリくん」(テレビ朝日系、1981年~)のケムマキ
・「ジャングル黒べえ」(TBS系、1973年)の黒べえ
・「怪物くん」(テレビ朝日系、1980-82年)のドラキュラ
・「パーマン」の(テレビ朝日系、1983年~)パーやん
など、藤子不二雄作品に多く起用された。
「銀河鉄道999」の車掌。福井県敦賀市、1999年
藤子作品以外にも、
・「おかあさんといっしょ」(NHK教育)「にこにこぷん」(1982-1992年)のじゃじゃ丸
・「銀河鉄道999」(フジテレビ系、1978年~)の車掌
・「それいけ!アンパンマン」(日本テレビ系、1991年~)のホラーマン
・「元祖天才バカボン」(日本テレビ系、1975-77年)の本官さん(目玉のお巡りさん)
・「おそ松くん」(フジテレビ系、1988-89年)のイヤミ
など、人気番組に数多く出演している。
1983年には劇団「21世紀FOX」を旗揚げし、座長を務めていた。