オバマ大統領「行き詰まりを打破するのは自分の責任」

オバマ米大統領は5日、中間選挙での民主党の大敗を受けてホワイトハウスで会見を開き、政治の行き詰まりを打破するのは自身の責任だという有権者の明確なメッセージだと受け止めていると述べた。 「大統領として、ワシントンが機能するよう努める特別な責任が私にはある。投票してくれた皆さんの気持ちを理解していると伝えたい」と語った。
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WASHINGTON, DC - NOVEMBER 05: U.S. President Barack Obama pauses while speaking to the media during a news conference in the East Room a day after Democrats lost the US Senate Majority, November 5, 2014 in Washington, DC. Yesterday Republicans won the majority of the US Senate for the first time in 8 years after Americans went to the polls and voted in the mid-term elections. (Photo by Mark Wilson/Getty Images)
Mark Wilson via Getty Images

[ワシントン 5日 ロイター] - オバマ米大統領は5日、中間選挙での民主党の大敗を受けてホワイトハウスで会見を開き、政治の行き詰まりを打破するのは自身の責任だという有権者の明確なメッセージだと受け止めていると述べた。

「大統領として、ワシントンが機能するよう努める特別な責任が私にはある。投票してくれた皆さんの気持ちを理解していると伝えたい」と語った。

一方で「共和党にはいい夜だった」として、下院に続き上院過半数を獲得した共和党の躍進を認めた。

大統領はこの日、共和党のベイナー下院議長、マコネル上院院内総務に電話し、「現議会と残された仕事をやり遂げ、新議会とは今後2年、米国のビジネスを推進するため、共に取り組むことを楽しみにしていると2人に伝えた」と明らかにした。

マコネル氏については、常に率直に意見を述べ、できない約束は行わない人物と指摘し、生産的な関係を持つことが可能との考えを示した。また今後は共和党指導部とより多くの時間を過ごすとした。

オバマ大統領は7日、両党の議会指導部をホワイトハウスに招き、選挙結果を受けた今後の議会運営について協議する。

会見では、記者から選挙結果を受けて、大統領が方針を修正するか質問が相次いだ。

大統領はこれに対し、政権は常により良い方策を模索しているが、基本方針は変わらないとし、自身の野心ではなく、米国民の置かれた状況を改善することに注力すると語った。

また「議会は私が署名できない法案を可決し、私も議会の一部が好まない行動を取るだろう。だがこれが民主主義であり、自然なこと」とも述べ、自身が重視する政策に関して妥協しない姿勢も示した。

その上で「米国民の間で広範な合意が形成されている問題については、共に解決できる道があると確信している」と述べた。

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