アメリカのバラク・オバマ大統領は11月1日、フロリダ州で開かれた集会で大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏について、「彼を大統領にしたら、ゆがんだ考えを実行に移す権力を与えてしまう」と述べた。
オバマ氏は「これはジョークではない。これは『サバイバー』や『バチェロレッテ』(アメリカで人気のテレビ番組)ではない。重要なことなんだ」と述べた。
オバマ氏はまた、テレビでトランプ氏のモノマネをしている俳優のアレック・ボールドウィンにトランプ氏が腹を立てていることに触れ、「NBCの『サタデー・ナイト・ライブ』のジョークさえ真に受けるトランプ氏に、大統領が務まるのか」と疑問を呈した。
「冗談じゃない」と、オバマ氏は述べた。
ここ数日オバマ氏は複数の州で演説し、早めの投票を国民に呼び掛け、民主党候補ヒラリー・クリントン氏を応援した。3日の集会でオバマ氏は、トランプ氏が「他に類を見ないほど大統領の資格がない」と主張した。またトランプ氏の過去のビジネス、納税報告書を公開しないこと、そして女性に対する問題発言や行動を批判した。
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ハフポストUS版編注:ドナルド・トランプ氏は世界に16億人いるイスラム教徒をアメリカから締め出すと繰り返し発言してきた、嘘ばかりつき、極度に外国人を嫌い、人種差別主義者、ミソジニスト(女性蔑視の人たち)、バーサー(オバマ大統領の出生地はアメリカではないと主張する人たち)として知られる人物である。
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
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