【マレーシア航空機墜落】オバマ大統領「親ロシア派の支配地域からミサイル」と強調、プーチン大統領にも圧力

アメリカのオバマ大統領は7月18日、17日にウクライナ東部のドネツク近郊で発生したマレーシア航空機の墜落に関してホワイトハウスで声明を発表し、298人の乗客乗員が死亡した事態を「言葉には言い表せないほどの憤りだ。少なくともアメリカ人1人が犠牲となったことを確認した」と述べた。
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アメリカのオバマ大統領は7月17日にウクライナ東部のドネツク近郊で発生したマレーシア航空機の墜落に関して、18日にホワイトハウスで声明を発表し、298人の乗客乗員が死亡した事態を「言葉には言い表せないほどの憤りだ。少なくともアメリカ人1人が犠牲となったことを確認した」と述べた。ハフィントンポストUS版が報じた。

オバマ大統領はまた、ウクライナの即時停戦を呼びかけた。ウクライナ国内の親ロシア派はロシアから武器や支援物資を絶えず提供されているとし、ロシアのプーチン大統領に対して、親ロシア派に対して大きな影響力を持ちながら行使していないことを批判した。

「世界的な悲劇だ。アジアの航空機がヨーロッパの空で破壊された。その航空機には多くの国からやってきた民間人でいっぱいだった。だからこそ、信頼できる国際的調査によって何が起こったのかを明らかにする必要がある」と、オバマ大統領は述べた。

さらに、「ロシア、親ロシア派の分離主義者、そしてウクライナは即時停戦を忠実に履行しなくてはならない。墜落現場の証拠はむやみに変更してはならない。ウクライナに平和と安全を取り戻す時が来た」と述べた。

また、アメリカの政府高官からもたらされた情報として、親ロシア派の勢力下にあるエリアから地対空ミサイルが発射され、マレーシア航空機を墜落させたことを繰り返し強調した。

オバマ大統領は17日、デラウェア州での遊説中に短い声明を発表し、「何がどういう理由で起きたのかを究明するために、アメリカはあらゆる支援を行う」と述べた。

バイデン副大統領も17日に行われた「ネットルーツ・ネーション」(リベラル派中心の、ネット上の草の根的政治運動)の集会に参加した際に声明を発表し、今回の墜落は「事故ではない」と述べている

■ プーチン大統領も停戦呼びかけ「これは惨事だ」

一方、ロシアのプーチン大統領も18日に声明を発表し、ウクライナ軍と親ロシア派双方に停戦を呼びかけた。

ロシアの大統領府クレムリンの公式サイトによると、プーチン大統領は「衝突している勢力が速やかにすべての戦闘を停止し、和平交渉に応じるべきだ」と呼びかけた。

プーチン大統領は17日に、墜落に関してウクライナを非難し、「ウクライナ政府は東部のロシア語圏の混乱を招いた責任がある」と述べていた。しかし、ウクライナ側が航空機を撃墜したという非難は行っておらず、ロシアが強力な地対空ミサイルを親ロシア派に提供したかどうかという疑問にも言及しなかった

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