「娘の成長を見守ると心が痛むんだ」オバマ大統領、父親としての思いを語る

オバマ大統領は、サーシャとマリアが成長し、“10代の時間”を過ごすのを見て、自分が感じる心の痛みを打ち明けた。

オバマ大統領は、もう以前ほど、娘のサーシャやマリアと一緒に過ごさなくなっている。

オバマ大統領は、サーシャとマリアが成長し、“10代の時間”を過ごすのを見て、自分が感じる心の痛みを打ち明けた。

「彼女たちは私のことを愛しているけれど、本当に私に一番影響を与えるには、時間がないのです」と、オバマ大統領は雑誌「GQ」のインタビューでビル・シモンズ氏に語った。「私のことを積極的に軽蔑しているわけではありません。カレンダーが予定で一杯になりはじめ、はるかに興味を起こさせてくれる友だちを得たということでしょうね」

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「娘たちがティーンエイジャーになり、自分のために時間を作ってくれないのは悲しいが、自分より“スマートでかっこいい人間”に育っていくのを見守ることには価値がある」と語った。

そして諦めなければならないこともある。「なあ、この映画を見に行かないか?」とか「プールに泳ぎに行かない?」というと、「ごめんなさい、パパ。愛しているけど、今夜は友達の家に行くことになっているの。また明日ね」という答えが返ってくることを認めなければならない。

6〜7歳から12歳までが(人生の)最もよい時だ。子供は自分の仲間で、一緒に遊ぼうとする。その年齢を過ぎると、愛してくれてはいるのだろうが、あなたのために時間を作ってくれなくなる。そして、もう少し年上の子供を持つ友人によると、子供がティーンエイジャーのときに、あまりうるさくしなければ、運がよければ、23〜24歳になった頃にあなたの元に戻ってきて、一緒に時間を過ごしたいと思うようになる。そう私は理解している。でも、それだけの期間を待つのは苦痛だ。

子供が親と過ごす時間がない事実から得られる代償は、子供がスマートでかっこよくなっていくのを見守る以上のものはない、ということだ。子供が何か発言したり、冗談を言ったり、何かを見抜くのを突然聞いて、親は「そうか、そんな風に考えはしなかったよ」と思うのだ。

オバマ大統領は、娘の成長とどう向き合ってきたかを、これまでにも色々と語っている。9月、高校の最高学年の初日、長女サーシャを見送る間、実は「パニック状態に陥っていた」とも語った。2014年には、マリアが高校卒業後に通う大学を探し始めたときに、「緊張したり、叫んだり、困らせないようにしたりすることに慣れようとしている」とも大統領は語っていた。

また、オバマ大統領は、「携帯電話の完璧なニンジャだよ」というほど、娘たちが現代テクノロジーに精通していることに感銘を受けた、とシモンズ氏に語った。

「私が理解さえしないことを、娘たちはできてしまう。それもたった2秒で」と、オバマ大統領は語った。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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