ニューヨーク市警、Twitter使ったキャンペーンが思わぬ事態に【画像】

ニューヨーク市警(NYPD)が短文投稿サイトのTwitterを使ったキャンペーンを展開し、警官と一緒に写った写真を投稿してほしいと市民に呼びかけたところ、否定的な写真ばかり投稿されるトラブルに見舞われている。
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アメリカのニューヨーク市警(NYPD)が、親しみやすい警官をアピールするため「警官と一緒に写った写真をTwitterに投稿してほしい」と市民に呼びかけるキャンペーンを始めたところ、警官の暴力行為を捉えた写真が数多く投稿される事態に見舞われている。ロイターなどが報じた。

4月22日に始まったこのキャンペーンで、NYPDは「#mynypd」というハッシュタグ付きでの投稿を求め、いくつかの写真はNYPDのFacebookページに転載されるとしていた。ただし、現在のところ、NYPDの公式アカウントのプロフィールページには否定的な写真は紹介されていない。

投稿された写真には、「ウォール街を占拠せよ」運動のデモ中に警官が暴力を振るっているものや、警官が犬に向かって銃を向けているものなどがあるという。

キャンペーンの反響は大きく、23日朝の時点で#mynypd付きの投稿は9万4000件に上った。市警は同キャンペーンを継続するとしている。

(ロイター「NY市警に警官の暴力写真続々、ツイッター活用の広報が誤算 | 世界のこぼれ話」より 2014/04/24 11:20)

アメリカCNNによると、NYPDの広報は今回のキャンペーンについて、「地域社会との新しいコミュニケーションの手段を設けた。Twitterでは検閲されないやり取りができ、開かれた対話は市のためになる」と説明したという。

NYPDは「NYPDの警官と一緒に撮影した写真があったら#myNYPDというハッシュタグをつけてツイートしてください。写真はNYPDのFacebookページにも転載するかもしれません」とツイートした。

複数の警官が車の上で後ろ手に回された男性を押さえつけている写真を投稿したユーザーは、「#NYPDの無料マッサージ。あなたの警察はこんなことをしてくれます」と皮肉った。

「#NYPDは髪をほぐしたりもしてくれます」というコメント付きで、拘束した相手の髪を引っ張る警官の写真が掲載された。

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