大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョナ)前副社長(40)が、飛行機内で乗務員のナッツの出し方に激怒し、飛行機を引き返させた「ナッツリターン」問題で、妹の趙ヒョンミン・大韓航空専務(31)が「必ず復讐してやる」という内容の文字メッセージを、趙前副社長に送っていたことが明らかになった。
ハフィントンポスト韓国版に掲載された韓国紙「ハンギョレ」の記事によると、検察が捜査で趙前副社長の携帯電話を押収し、メッセージのやりとりを確認して分かった。メッセージが送られたのは、趙前副社長が任意聴取のため検察に出頭した12月17日ごろという。12月30日、身柄拘束前に逮捕状の妥当性を確認するための本人尋問で、捜査資料として提出された。
趙専務が誰に「復讐」すると考えていたのかは分からないが、ハンギョレは「大韓航空社内の人物を指すとみられる」としている。
趙専務は12月31日、Twitterで「今朝、新聞で報じられた私のメッセージに関する記事のため、本当に何も申し上げる言葉もないほどに申し訳ない気持ちです。あえて弁明はしたくありません。すべて私の間違いですから…」と謝罪した。
趙ヒョンミン専務は「ナッツリターン」が大きく報じられていた12月17日に、自身が担当する大韓航空のマーケティング担当の社員に「反省文」と題するメールを送っていたが、「組織文化や、これまでの会社の間違っていた部分は、一人でつくられたのはありません」「すべての従業員の過失」と書かれていたことが報じられて批判を受けていた。
【事件の背景】
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