「1年分のチキンナゲットを無料でゲットする」という夢を、アメリカの16歳の少年がかなえた。
カーター・ウィルカーソンさんは4月6日、「チキンナゲット1年分を無料でもらいたいんだけど、何RTされればいい?」とアメリカのハンバーガーチェーン・ウェンディーズ公式Twitterに質問。それに対し、ウェンディーズが「1800万RTですね」と返信したことから彼の挑戦は始まった。
手伝ってくれ! ナゲットが必要なんだ!
このツイートは瞬く間に広がった。フォロワー数が多い有名人をはじめ、MicrosoftやAmazon、Googleなどの大手企業がウィルカーソンさんを支援し、「#NuggsForCarter(カーターにナゲットを)」というハッシュタグまで発生した。
のったよ。Amazon、Googleはどうする? #NuggsForCarter
最高の人生を送ろう、カーター。夢を追い続けてほしい。
オーバーブッキングを理由に、乗客を座席から無理やり引きずり降ろしたことで大きな問題になったユナイテッド航空も、ウィルカーソンさんのツイートに反応。「1800万RTを達成したら、ウェンディーズに行くための航空券をタダで差し上げます」と投稿した。
If you get the 18 million RTs, we'll give you a free flight to take you to any @Wendys in the world in a city we serve. Good luck! https://t.co/igxnPg1JUF
— United (@united) 2017年4月8日
日本では、シャープ株式会社の公式Twitterがウィルカーソンさんを支援。
■ツイートから1カ月、ついに夢叶う
そして、ツイートが投稿されてから1カ月が経った5月初旬。ウィルカーソンさんのツイートは、史上最もRTされた人気コメディアン、エレン・デジェネレスのツイートを追い越し、350万RTに到達した。
ウェンディーズ側が提案した『1800万RT』には遠く及ばないものの、この功績が「無料ナゲット提供」に値するとして、ウェンディーズは5月9日、ウィルカーソンさんに無料ナゲットをプレゼントした。
カーター(@carterjwm)のツイートは、史上最もリツイートされたツイートになった。無料のナゲット、そしてDaveThomasFoundation(養子縁組を支援する団体への寄付金を募る財団)への10万ドルの寄付に値します。
全く知名度がなかったたったひとりの青年が、何気ないツイートをきっかけに、各方面を巻き込むちょっとしたムーブメントを起こした。ウィルカーソンさんには祝福の声が多く寄せられている。
■関連画像集「ウェンディーズ、ロゴの歴史」
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