ウィンブルドン3連覇を目指した優勝候補が、3回戦でまさかの敗退を喫した。
テニスの4大大会の一つ、ウィンブルドン選手権は6日目の7月2日(現地時間)、男子シングルス3回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、第28シードのサム・クエリー(アメリカ)に1-3(6-7、1-6、6-3、6-7)で敗れた。BBCが伝えた。
ジョコビッチは2015年のウィンブルドン大会から4大大会をすべて制覇しており、今大会も優勝候補の筆頭に挙げられていた。4大大会の連覇は4、オープン化以降最多記録だった4大大会での連勝も30で止まった。
クエリーとの試合は雨のため、2セットを終えた時点で順延となり、2日がかりの試合になっていた。初日は動きが鈍く、2セットをクエリーに連取されたジョコビッチは1セットを奪い返したが、第4セットで再び雨で中断。サーブの強いクエリーに31本のサービスエースを打ち込まれ、王者らしさは影を潜めた。
時事通信によると、試合後の会見はさばさばしたものだった。敗因について「相手がいいテニスをした。それだけ」とだけ語り、以下のようにも述べた。
「ありがたいことに、僕にはテニス以外の人生や家族がある。楽しみにしていることが、たくさんね」
ジョコビッチはしばらく体を休め、リオデジャネイロ・オリンピックに備える。
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