ノートルダム大聖堂を「上空から消火しては?」 トランプ大統領のアドバイスにフランス当局が反論

「航空機からの放水は大聖堂を全壊する恐れがある」とフランス当局
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トランプ大統領 2019年3月撮影
SAUL LOEB via Getty Images

アメリカのトランプ大統領が16日(アメリカ現地時間)、ノートルダム大聖堂での火災への消火活動についてアドバイスしたが、逆に「炎上」してしまった。

トランプ大統領はTwitterで、「上空から航空機で放水してはどうだろうか。早く対応せねば!」とコメントした。

「ノートルダム大聖堂の大きな炎を見るのは辛い。航空機で上空から消火できるんではないだろうか?早く対応せねば! 」

その後フランス当局は、「航空機からの放水は大聖堂全体の崩壊に加え、近隣の建物を損傷する恐れがある」とツイートした。

「何百人ものパリの消防士が全力を尽くしてノートルダムの消火活動をしています。全ての方法を使っていますが、航空機での上空からの放水は、大聖堂を全壊しかねませんので行っていません」

トランプ氏はTwitterでの提案コメントの後、ミネソタ州での討論会の前にもノートルダムの火災について、「大聖堂は世界の素晴らしい宝の1つです... 私も行ったことがありますが...世界中にあの様な大聖堂は2つとありません」と話した。

メラニア夫人も「パリの皆様を思うと心が痛みます...皆さんの安全を祈っています」とツイートした。

 ハフポストUS版の記事を翻訳、編集しました。