フランスの大企業ケリングの会長兼CEOフランソワ・アンリ・ピノー氏が、ノートルダム大聖堂の修復に1億ユーロ(約126億円)を寄付すると誓約した。
フランス・パリの中心部にあるノートルダム大聖堂で現地時間15日午後火災が発生し、教会の尖塔などが燃え落ちる大きな被害をもたらした。幸いにも、主要な骨組みと大聖堂の象徴である2つの塔とは崩壊から免れ、マクロン大統領は「最悪の事態は避けられた」と現地の記者団に語った。
ピノー氏が会長兼CEOを務めるケリングは、高級ブランドのグッチやバレンシアガを保有するフランスのコングロマリット。AFPによると、ピノー氏はノートルダム大聖堂の修復に1億ユーロ(約1.1億ドル・約120億円)を寄付すると誓約した。この寄付は家族の投資会社アルテミスから出資するという。
マクロン大統領はまだ燃えている大聖堂の前で、ノートルダムは私たちの生活の「中心地」だと語った。
「誇りを持とう。この大聖堂は800年以上前に僕らが建設し、時代を経て成長し、改善させてきた。だから今夜、私は心から言います...私たちが一緒になって再建するのです」