あえて「婚約していない」ことをアピールするインスタグラムのアカウントが、アメリカで話題を呼んでいる。2018年8月24日時点で約3万5千人のフォロワーがおり、アメリカの朝の情報番組『グッド・モーニング・アメリカ』でも取り上げられた。
婚約もインスタでシェアする時代。ハッシュタグ #engaged (#婚約しました) が付いた投稿数は約900万にも上る。
しかし、そんな中であえてシングルの人生をシェアし続けるアカウントがある。
そのアカウント名は @notengaged 。
#notengaged (#婚約してません) というハッシュタグとともにシングル女性の日常を紹介しており、一つの投稿につき数千件ものいいねがつく。
特徴的なのが、投稿されている写真。婚約指輪を載せた多くの #engaged (#婚約しました) 投稿とは反対に、必ず"婚約指輪なし"の左手が写っている。
アカウント主のメアリー・マッカーシーさんは、ニューヨーク在住の30歳。2016年に友人の婚約パーティーに出席したあとにこのアカウントを作ったという。
メアリーさんは、これらの投稿で同じようにシングルの人を勇気付けたいとグッド・モーニング・アメリカに語った。
「SNSは自分と他人を比べざるを得ないようなもので溢れています——特に結婚とその素晴らしさについては」
「私は結婚や恋愛について反感を抱いているわけではありません。(このアカウントが)伝えたいことはそれではないのです。どんな人生の道を選んだとしても、それは自分のためにしているのであり、大切なのはそれだけなのです」
(編集:船木杏奈)