[ソウル 14日 ロイター] - 北朝鮮国営メディア朝鮮中央通信社(KCNA)は14日午前、金正恩第1書記が集合住宅を視察したと伝えた。正恩氏は9月3日を最後に公の場に姿を見せていなかった。また、14日付の北朝鮮の労働党機関紙「労働新聞」は、金正恩第1書記がつえを使って歩行する写真を掲載した。
正恩氏は側近らとともに視察で訪問した集合住宅で、つえを片手に笑顔を見せていた。
KCNAは、正恩氏が長期間、姿を見せていなかったことには言及しなかった。
同氏については健康状態や権力をめぐる憶測が広がっていた。
正恩氏は9月3日、夫人とともにコンサートを鑑賞したと伝えられたのを最後に国営メディアに登場しなくなっていた。
KCNAによると、正恩氏は新たに建設された科学者向け住宅と科学機関を視察。「われわれの科学者は、豊かで強力な国家を築くため生涯を捧げている愛国者だ」と語った。
実際に訪問した日にちは明らかにされていない。
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