北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は現在、クリスマスの恒例となっている、世界中を飛び回るサンタクロースの追跡を行っている。
NORADはレーダーや衛星、ジェット機やサンタ専用のウェブカメラを使って、サンタのルートを検出、写真や最新動画をサンタ追跡サイト「オフィシャル・サンタ・トラッカー」に投稿している。
サンタの現在地と、これまでに配ったプレゼントの数を確認してみよう。
NORADによるサンタ追跡が始まったのは1955年。コロラド州のコロラド・スプリングスにあるデパートの「シアーズ」が、同店の「サンタ・ホットライン」(子供向けに掲載されたサンタに通じる電話番号)の広告を地元紙に掲載したときだという。
このとき掲載された電話番号が間違っていて、シアーズのホットラインにかけたつもりの子どもたちの電話は、地元のCONAD(米国本土防空軍、後に現在のNORADになった)につながってしまった。だが幸運にも、このとき勤務中だったのは、作戦部長のハリー・シャウプ大佐。大佐は部下に、レーダーを確認してサンタの場所に関する最新情報を子どもたちに伝えるようにと指示したという。そうして「伝統は生まれた」と、NORADのウェブサイトに書かれている。
それから59年間、NORADは現代科学技術の発展に合わせ、サンタ追跡サービスに数えきれないほどの改良を行ってきた。現在、サンタの進捗状況はいろいろな方法で追跡できる。noradsanta.orgにアクセスする方法や、「noradtrackssanta@outlook.com」にメールする方法、もしくは車の「OnStar」ボタンを押す方法や、FacebookページやTwitter、YouTubeチャンネル、Google Plusで追跡することもできる。公式アプリ「NORAD Tracks Santa」もある。
それに59年前のように、電話をかけてボランティアのオペレーターからサンタの最新情報を教えてもらうこともできる。電話番号は+1-877-HI-NORAD (+1-877-446-6723)だ。
なお、オフィシャル・サンタ・トラッカーの左上から、各国のサンタの動画カメラ映像をたくさん見ることができる。以下はイタリアの映像。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
[日本語版:天野美保/ガリレオ]
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