タレントの野々村真(51)が10月26日にフジテレビ系で放送された「バイキング」の企画で、全身のがんを発見できるPET-CT検査を受けたところ、肺がんに進行する可能性がある異変が見つかった。医師によると「このまま消えることもある」というが、肺がんの一種である高分化腺ガンに進行する可能性もあるという。
国立国際医療研究センターの公式サイトによると、PET-CTとは、従来のCT検査機が部分的に検査を行うのに対し、一度で全身を調査することができる検査方法。がん細胞が正常細胞の何倍もの量のブドウ糖を取り込む性質を利用し、体内にブドウ糖に似た検査薬を注射したあと、この薬がどこに集まるかを調べるというしくみだ。番組に登場した医師は、PET-CT検査は「一般の機器に比べて10倍の精度で、早期にがんを見つけることができる」と述べた。
そして、この日、野々村の診断結果には、肺に丸いすりガラス状の影が見られた。医師はこの異変について「消えちゃう場合もある」としながらも、消えない場合は高分化腺がんという肺がんに進行する可能性があることを示唆。「時間を置いて経過を見ていただくのが良い」として、半年後の再検査をすすめた。
野々村は肩を落としながらも、「早期発見というのはまさしく。これで分かってよかった」と前向きに検査を捉えていた。
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