サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝トーナメントで7月3日(日本時間)、日本はベルギーと対戦し、試合終了間際に勝ち越されて敗れた。試合後、西野朗監督は「何が足りないんでしょうね」と悔しさをにじませた。
0−0で迎えた後半、日本は立て続けにゴールを決めて2−0とリード。だがその後ベルギーに同点に追いつかれ、アディショナルタイムに入った後半49分、カウンター攻撃に遭い、勝ち越し弾を許すとそのまま試合は終わった。
もう一歩というところで勝利を逃した選手たちは試合後、泣いたり、ピッチに倒れ込んだりした。西野監督は試合後のインタビューでこう語った。
「ワールドカップの怖いところでしょうか。追い詰めましたが、何が足りないんでしょうね。オフェンシブには戦えたので、3点目を取れるチャンスもありましたし。ゲームをコントロールできていました。でも本気のベルギーがそこにありました」
「何が足りないのか」。自身の問いに西野監督はこう付け加えた。「すべてだと思います。わずかではありますが。この壁というのはまだ厚いのかもしれない」
一方、キャプテンの長谷部誠選手はこう話した。
「整理のつく時間が必要かなと。2点先行しながら逆転されるのはまだ自分たちの甘さかなと思いますし。言葉選ぶのは難しいです」