テニス男子で4大大会に次ぐ格付けの「マスターズ」大会のうち、4月3日(日本時間4日)アメリカ・フロリダ州のマイアミ大会のシングルス決勝で、錦織圭は世界王者、セルビアのノバク・ジョコビッチに敗れて準優勝となり、日本選手初のマスターズ優勝を逃した。毎日新聞などが報じた。
錦織は第1セットでジョコビッチの深いストロークに苦戦した。第2セットでもジョコビッチの正確なプレーの前に主導権を奪い返せなかった。NHKニュースは、試合の展開を以下のように報じている。
錦織選手は第1セット、持ち味の早い展開のラリーで主導権を握り、相手のサービスゲームの第1ゲームをブレークしましたが、続く自分のサービスゲームを奪われてすぐに追いつかれました。その後も、第1サーブの確率に苦しんだうえ、ジョコビッチ選手の深いストロークに対して十分に踏み込んで打つことができず、第6ゲームと第8ゲームでブレークされ、3-6でこのセットを落としました。
第2セットも最初のゲームをブレークされた錦織選手は、その後、粘りましたが、コートを広く使ったジョコビッチ選手の正確なプレーの前に主導権を奪い返せず、3-6で落とし、セットカウント0対2のストレートで敗れ準優勝となりました。
(錦織圭 マスターズ大会初優勝ならず | NHKニュース 2016/04/04)
日刊スポーツによると、錦織は直後の表彰式では悔しそうに「次のマスターズでは勝ちたい」と話したという。これで錦織はジョコビッチに6連敗。対戦成績は錦織の2勝7敗となった。