テニス・全仏オープンは6月2日(現地時間)、パリ・ローランギャロスで男子シングルス準々決勝があり、第5シードの錦織圭は、第14シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)と対戦。2セットを連取されたあとに2セットを取り返して粘ったが、フルセットの末に敗れ、自身初のベスト4進出はならなかった。
コートに強風が吹き付ける中、地元の大きな声援を受ける相手に序盤は押された。相手の強力なサーブとフォアに錦織のミスも重なり、第1セットは1-6で落とし、第2セットも2-5とリードされた。
しかしここで、会場の電光掲示板が強風で落ちるアクシデントがあり、試合が約40分中断。再開後は錦織のミスも減ってラリーで優位に立つなど、流れを奪い返した。第2セットは4-6で落としたものの、続く第3セットは接戦の末6-4、第4セットは主導権を握り6-3と連取した。
しかしファイナルセットに入ると、相手の強力なサーブが復活。錦織も持ち前の粘りを見せて食らいついたが、3-6で落とし、敗退が決まった。
時々ドットコムが伝えた錦織の一問一答は次の通り。
最初はほぼ風にやられたのと、自分の作戦がそんなに当てはまらず、焦りもあってミスが非常に多かった。(第2セット途中に会場設備の破損で)中断するまで、完全に自分を見失っていた。(中略)
-最終セットは。
自信は正直あったが、彼の第1サーブが取れなかった。細かいところで集中が途切れた。
-1月の全豪で「ベスト8では満足できない」と言っていたが。
ここまでこられたことは意味があると思う。きょうの最終セットも紙一重だった。パリで初めていい成績を出せたのは、いい経験になった。
(時事ドットコム:「自分見失った」=錦織の一問一答-全仏テニスより 2015/06/03 07:44)
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