日本ペン習字研究会のイメージキャラクター「日ペンの美子ちゃん」の広告がTwitter上で話題になっている。
美子ちゃんが、ペン字タッチで言葉を書いているという同社広告の定番スタイルだが、6月2日の朝日新聞に掲載された広告では、「日ペンブランドは堕ちません」という言葉が記された。
アメフト部の危険タックル問題で記者会見した際に、日本大学の司会者が放った「あの一言」のパロディのような言葉に、Twitterでは「日ペンの美子ちゃんの隙あらば風刺する姿勢見習っていきたい 」「キレッキレで草」「攻めてる」など絶賛の声が相次いでいる。
日大の司会者の言葉って?
日大アメフト部の危険タックル問題で5月23日、内田正人前監督と井上奨前コーチが会見を開いた。
そこで司会者をつとめた男性が、質問を打ち切って会見を終わらせようとすると、会場の記者から「司会者のあなたの発言で、日大のブランドが落ちてしまうかもしれない」という言葉が飛んだ。
これに対して司会者が「落ちません。余計なこと言わず」と言い張る場面が大きな話題を呼んだのだ。
元大阪市長の橋下徹さんも「何よりもあの司会者が最悪だね。危機管理対応の記者会見なのに、あの司会は何なんだ?ほんと日本大学の危機管理能力は全くないな」などと酷評していた。
美子ちゃんって誰?
「日ペンの美子ちゃん」は、1972年に登場したから日本ペン習字研究会のキャラクター。漫画雑誌の裏表紙などに登場し「1日20分の練習でキレイな字が書けるようになるのよ」と宣伝してきた。
美子ちゃんは「永遠の17歳」をうたっているが、同じ名前のまま何度か代替わりしており、キャラクターの顔や設定が微妙に変化している。
2017年から服部昇大さんが作画・案を担当する6代目の美子ちゃんが活躍中だ。
▼6代目美子ちゃんのプロフィール
日ペンの美子ちゃんの広告は、これまでも世の中の流行をとらえながら、「45年も17歳やってれば、忖度することも覚えるわよ」「〇〇砲とか流行っているけどやっぱり私はON砲がしっくりくるわ!」などの、ユーモア溢れるフレーズで話題になってきた。