金曜日(米国時間7/22)遅くに、ポケモンGOの世界的成功は業績に大きく影響しない、と任天堂が発言した直後、同社の株価は急落した。ゲームの所有権について任天堂が公表した事実は何ら新しいものではなかったが、それでも市場はショックを受けた。
東京市場で任天堂株は18%安の2万3220円で引けた。これは同取引所で許容されている1日の最大下げ幅だとBloombergは指摘した。急落後、任天堂株は安値を続けている。今日(米国時間7/25)午前のニューヨーク市場で、京都拠点の同社は8.14%、2.36ドル安の26.64ドルで取り引きされた。
(Source: Google Finance)
7月22日、任天堂は声明を発表し、ポケモンの権利を有する関連会社である株式会社ポケモンを、同社が32%しか保有していないことを明らかにした。任天堂はNianticも13%所有している。サンフランシスコ拠点の同社は昨年Googleから独立したモバイル開発会社で、ポケモンGOの開発と配信を行っている。
「このような会計基準のため、ゲーム売上が当社の連結決算に与える影響は限定的である」と任天堂は声明で語った。
任天堂は、ゲームで使用する周辺機器 「ポケモンGO PLUS」を発売予定であり、これについては財務予測に織り込み済みであることも明らかにした。
7月初めにポケモンGOが米国で配信されると、任天堂の時価総額は400億ドル以上高騰し、ソニーを越えた。ポケモンGOは7月21日、ついに日本でも配信が開始されたが、その前にはメール漏洩のために公開が一時延期されるという事態も発生した。
任天堂は水曜日(米国時間7/27)に第1四半期の決算を発表する予定。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)
(2016年7月26日TechCrunch 日本版「任天堂、ポケモンGOを開発していないことに投資家が気付き株価急落」より転載)
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