もし、日本列島が沈んでしまったらーー。小松左京さんの有名小説を原作としたTBSの日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』が12月12日夜、いよいよ最終回を迎える。
地球温暖化がテーマに アレンジが加えられたドラマ『日本沈没』
小栗旬さんが主演を務めた本作は、現代版『日本沈没』として大幅なアレンジが加えられた。主人公を含む主要キャラクターのほとんどがオリジナルで、ストーリーの舞台は2023年の東京。原作でも描かれた地球の環境問題が大きくクローズアップされ、気候変動や地球温暖化がメインテーマにもなった。
ドラマはフィクションだが、地震大国の日本は、いつ、どこで大きな自然災害が起こってもおかしくない。隣り合わせにある災害の恐ろしさと備えの大切さを、改めて認識させられた。
「備えておくに越したことはない」防災の大切さを呼びかけた杏さん
最終回の放送を前に、番組はメインキャストのクランクアップコメントを発表。
ドラマの中心人物でもある記者役を演じた杏さんは、「題材もすごくいろいろなことを考えさせられるもので、私も台本を読んだり現場にいながら、次々と防災用品を(ネットショッピングで)ポチってました」と振り返った。
<杏さんのコメント>
長い間本当にお世話になりました。題材もすごくいろいろなことを考えさせられるもので、私も台本を読んだり現場にいながら、次々と防災用品を(ネットショッピングで)ポチってました。だからこそ守りたいものとかいろいろなものが、見ている人にとっても作る人にとっても浮き彫りになってくる作品だと思いました。お疲れ様でした。ありがとうございました。
現在3人の子供を育てている杏さん。11月21日には自身のYouTubeチャンネルで、折り畳み式防災ヘルメットや赤ちゃん用の防災頭巾、非常用トイレなど、自宅に備えている様々な防災グッズを紹介する動画も配信していた。
杏さんによると、撮影時にスタッフ・キャストと防災の話をすることもあったという。動画では救命講習を受けることで取得できる上級救命技能認定証を持っていることも明かし、防災意識の高さをうかがわせた。
「世界中どこにいてもどんなことが起きるのかわかりませんので、備えておくに越したことはないと思います。皆さんで安全に楽しく過ごしていきましょう」と呼びかけた杏さん。動画には、「防災のことを考えなくては、と教えられた」など、反響が寄せられている。