ナイジェリア中部ジョスの商業地区で20日、爆発が相次いで起こり、少なくとも118人が死亡、45人が負傷した。救急当局が明らかにした。
犯行声明は出ていないものの、爆発の特質からイスラム過激派ボコ・ハラムの犯行の可能性がある。イスラム国家の樹立を求めるボコ・ハラムは、同国北部・中部で爆弾攻撃を仕掛けており、4月には北東部チボクで、女子生徒200人以上を拉致した。
救急当局者は、「これまでにがれきの中から118人の遺体を回収した。まだ動かせていないがれきがあり、翌朝までに死者が増える可能性がある」と話した。
警察によると、爆発は通行人らで混雑していた場所で発生。最初の爆発後、けが人らを救出するために人が集まっていたところに2度目の爆発が起きたという。
同国のジョナサン大統領は、今回の爆発について「残虐で邪悪な犯行だ」と非難。「政権は、人類の進歩を阻害する残虐行為に屈しない」と強調した。[ジョス 20日 ロイター]
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