東京の街にあふれる広告を一掃してみた(比較画像)

目のくらむような東京の街並みをしばらく歩けば、いろんな商品やサービスを宣伝する看板やネオンサイン、スクリーン、そしてポスターの数々が、刺激的な色と形できっと波のように押し寄せてくることだろう。
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目のくらむような東京の街並みをしばらく歩けば、いろんな商品やサービスを宣伝する看板やネオンサイン、スクリーン、そしてポスターの数々が、刺激的な色と形できっと波のように押し寄せてくることだろう。広告は、高層ビル、道行く人々、そして公共交通機関と同じく、賑やかな街の風景を描き出す重要なパーツになっている。

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フランスのグラフィック・デザイナー、ニコラ・ダミアンは、広告がいかに都会の風景に欠かせないものであるかを明らかにしようとした。そこで、この場所から広告がなくなったらどれだけ現実離れして見えるのかをビジュアル化した。ダミアンは、「広告がない東京」というぴったりのタイトルが付けられた自身の作品集の中で、騒がしい東京の街からありとあらゆる広告をはぎ取った。その結果は、東京だとはほとんど分からないものとなっている。不気味な白いキャンバスの数々が、この都市景観の全ての階にある非常に大きなスペースを埋め尽くしている。

ダミアンが作った画像から、現代の都市景観では広告が非常に大きな役割を果たしていることがわかる。しかし、この作品集は、広告が偏在していることを非難するものではなく、この現象をさらに探っていくためのものだ。「僕の作品は、決して広告を否定するものじゃない」と、ダミアンはハフポストUS版に述べた。「ネオンサインは東京の魅力だし、すごく生き生きしているから、僕は気に入っているんだ! ただ、東京を別の視点から見てみたかったんだ」。

広告で溢れた街は、SF的な空想世界の一場面のように思われるが、薄気味悪い妄想効果を出しているのは、このような広告がないことだった。通りや空を騒がせる広告がなくなると、街はほとんど幽霊を思わせるような雰囲気に感じられ、元の姿の抜け殻のように奇妙に見える。

広告のない東京の姿を見たらどう思うか。そして、どちらの街がいいだろうか、コメント欄にコメントしてほしい。

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この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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