志尊淳、トランスジェンダー役挑戦に決意「ひとりの女性として演じたい」
俳優の志尊淳が15日、兵庫・デザイン・クリエイティブセンター神戸で行われたNHK総合のドラマ10『女子的生活』(1月5日スタート、毎週金曜 後10:00、全4回)完成試写会に出席。同作で、性別は男性だが、見た目はスラリとした美人系女子であるトランスジェンダーの主人公・みきを演じる志尊は「この番組の持つメッセージが、ひとつでも多くの方に伝われば」と言葉に力を込めた。
坂木氏の同名小説が原作の同ドラマは、"かわいい女子的な生活"に憧れ田舎から都会の神戸に出てきたヒロイン・みきが、ファッション通販会社でOLとして働きはじめるのだが、同級生だった後藤という男が現れ、共同生活を送る羽目になり日常が騒がしくなる。なぜなら彼女は、男性として生まれながらも女として生きることを選び、なおかつ男に興味がなく、好きになるのは女性、という"ややこしい"状態のトランスジェンダーだった...。
志尊は「最初にこの作品を読んで、みきが一人の女性として、どんな逆風が吹いても必死に生きていく姿にすごく感動しまして、ひとりの女性としてみきを演じてみたいと思いました」とコメント。「すごくセンセーショナルな作品になっていると思いますけれども、女性の方はみきと共感する部分が必ず出てくると思います」と呼びかけた。
みきの同僚・かおりを演じる、アイドルグループ・ももいろクローバーZの玉井詩織は「私が演じたかおりと言う役はみきちゃんのことを女性の面でも、ひとりの同僚としてもすごく慕っています」と自身の役どころを紹介。「かおりの見どころは、見た目は男ウケを狙っている感じの中で発する、ぽつりと言う毒や、みきとの合コンでの連携プレーです。女性の人はクスリと笑ってしまうと思います」とアピールしていた。
試写会にはそのほか、玄理、羽場裕一も出席した。
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