創設70周年を迎えた国連。これまで、8人が国連事務総長を務めてきました。2016年、次の事務総長が任命されます...
モーエンス・リュッケトフト総会議長は、できる限りオープンかつ透明に、その任期を務めることを約束しています。この方針は、次期国連事務総長を選任するためのプロセスにも当てはまります。
事務総長は、最高水準の効率、能力、誠実性のほか、国連憲章の目的と原則を守るという固い決意も要求される、極めて重要なポストです。総会議長と安全保障理事会議長は、実績のあるリーダーシップと管理能力、国際舞台での幅広い経験、そして優れた外交、コミュニケーション、多言語能力を備えた候補者を立てるよう促しています。
加盟国は、総会議長と安保理議長に宛てた書簡で、候補者を提示するよう促されています。
総会議長と安保理議長は共同で、候補者として提示された個人の氏名を随時、全ての加盟国に回付するとともに、その氏名を公開します。
事務総長候補者への質問を募集
よりオープン、透明かつ包摂的な選任プロセスの一環として、国連NGO連絡サービス(UN-NGLS)は、2016年4月から実施予定の国連総会での候補者との対話で、国連事務総長候補者に宛てた質問を募集しています。
UN-NGLSはまた、質問募集プロセスを通じて市民社会委員会の招集も予定しています。提出されたすべての質問はこの場で審査され、30項目に絞られます。総会議長室はこれら30問の中から、総会の対話で採用すべき質問を選ぶことになります。
市民社会は、ハッシュタグ #UNSGcandidates を用いてツイッターまたはインスタグラムで質問を寄せるか、オンライン書式を使ってこれを送信するよう促されています。
候補者との対話では、質問者が直接、または、録画もしくは録音を通じて質問を行うこともできれば、総会議長がこれを代読することもできます。
非公式対話について
総会議長(PGA)は2016年4月から、国連加盟国と国連事務総長候補者との非公式対話を実施します。総会は、憲章第97条に謳われた主要機関の役割を損なうことなく、また、参加しない候補者の利益を害することなく、事務総長候補者との非公式対話または会合を開催することにより、選任プロセスの透明性と包摂性に貢献します。PGA室はUN-NGLSに対し、市民社会と連携しつつ、これら対話で候補者に宛てた質問を提供するためのプロセスを促進するよう要請しています。
現時点での正式候補者リストは、PGAのウェブサイトでご覧になれます。さらに詳しい情報と、質問の提出方法については、ここをクリックしてください。