アメリカであった男子ゴルフの海外メジャー大会「マスターズ・トーナメント」を松山英樹選手が4月11日(現地時間)、アジア人として初めて制した。単独首位を第3ラウンドから守り抜き、通算10アンダーで優勝した。
日本の男子選手が、ゴルフの海外メジャー大会で優勝するのは初めてだ。松山選手は10回目のマスターズ出場で歴史的な快挙を成し遂げた。
中継で試合を伝えていたTBSのアナウンサーは、「10年の道のりは決して平坦ではなかった。ついにアジア人としての途方もなく高い壁だったと思われたその壁を今乗り越えました。おめでとう、そしてありがとう」と語った。
優勝決定後の公式インタビューでの松山選手のやりとりは以下の通り。
Qどれだけのプレッシャーを感じていたか
朝からずっと緊張していたので、最後まで緊張しっぱなしで終わりました。
Q日本にいる家族、友達、みんなが応援していたと思うが。
そうですね。ずっと考えずにプレーしていたのですが、いいプレー見せられてよかったなと思ってます。
Q日本人のマスターズチャンピオンが生まれました。どんな意味がありますか。
これまでメジャーで勝てなかったが、僕が勝ったことで、日本も変わっていくのではないかと。僕もこれからもっともっと勝っていきたい。
Q今日のキーショット(勝利を決定づけたショット)は?
18番ホールのティーショットがフェアウェーにいったことがキーでした。
最後に松山選手は、昨年の勝利者から、グリーンジャケットを受け渡されて袖を通し、満面の笑みを見せた。