【速報】森喜朗会長、発言を謝罪。辞任はせず

「辞任するという考えはありません。献身的に7年間やってきた。邪魔だと言われたら、老害と言われれば」と話し、職を辞する考えはないことを明らかにした。
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謝罪する森会長=2021年2月4日、都内
Rio Hamada

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は2月4日、3日に開かれたJOCの臨時評議員会での自身の発言について謝罪し、辞任について否定した。

東京・晴海で報道陣の取材に応じた。森会長は冒頭、「発言について、五輪の精神に反する発言だったと認識している。深く反省をしています。発言したことについて撤回をしたい。不愉快に感じられた皆様にお詫びを申し上げたい」と述べた。

さらに、自身の去就について「辞任するという考えはありません。献身的に7年間やってきた。邪魔だと言われたら、老害と言われれば」と話し、職を辞する考えはないことを明らかにした。

「今回の発言でみなさん、怒っている。五輪を運営する人が女性を尊重しないことについて、“森さんの五輪”は見たくないという声も上がっている」との質問に対しては「受け止めたので、撤回させていただきます」とだけ答えた。

各社の報道によると、森会長は3日のJOCの臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」と発言。

「女性っていうのは競争意識が強い。誰か1人が手をあげていうと、自分もいわなきゃいけないと思うんでしょうね。それでみんな発言されるんです」と述べた。

また、「私どもの組織委員会に女性は7人くらいか。7人くらいおりますが、みなさん、わきまえておられて」とも話した。

この発言が報じられると、「性差別的な発言だ」と批判の声が上がっていた。