全日本吹奏楽コン中止。理事長「苦渋の決断」 バンドフェス、マーチングコンも。

吹奏楽コンの今年度の課題曲は、来年度の課題曲に引き継がれる。
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昨年の全日本吹奏楽コンクール高校の部で金賞を受賞した淀川工科
Asahi Shimbun

全日本吹奏楽コン中止 バンドフェス、マーチングコンも

 全日本吹奏楽連盟と朝日新聞社は、今秋予定していた全日本吹奏楽コンクールなど主催する3事業の中止を決め、10日発表した。新型コロナウイルスの感染終息が見通せない中で、実施は困難と判断した。

 中止される3事業は、第68回全日本吹奏楽コンクール中学校・高校の部(10月24・25日、名古屋市)と大学、職場・一般の部(同31日・11月1日、宇都宮市)▽第39回全日本小学生バンドフェスティバル(11月21日、大阪市)▽第33回全日本マーチングコンテスト(同22日、同)。地方大会の開催については今後、各地域の連盟が判断する。

 全日本吹奏楽コンは国内最大規模の音楽コンクールで、昨年は予選となる地方大会を含めて約1万団体が参加した。1940年に始まり、戦争の影響で43~55年に中断したが、その後の中止は初めて。同連盟の丸谷明夫理事長は「生命・安全を守るために苦渋の決断」と説明した。

 吹奏楽コンの今年度の課題曲は、来年度の課題曲に引き継がれる。

(朝日新聞デジタル 2020年05月10日 14時44分)

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