新型コロナウイルスの感染拡大で、緊急事態宣言が7都府県に出された。日常生活を送るための買い物は自粛要請の対象になっていないが、買い物の時も感染リスクはある。
レジにプラスチック製の透明シールドを貼り、飛沫による感染を防ぐコンビニも。めいいっぱいの防御策だ。レジを待つ場所にも印をつけて間隔を開けるよう張り紙が貼り出されていた。
日本より外出制限が先行している欧米では、人々は買い物も「命がけ」だとして、配達に頼ったり、来店する回数を10日に一回にしたりするなど最小限にしているという。
ニューヨークに住む60代の一人暮らしの女性は、大手のスーパーでの生鮮食料品の配達の予約枠がパンクしており頼むことができないので、仕方なく、歩いて10分ほどの買い物に出ている。「命がけです」と話す。
買い物も入店制限があり、店内の人の密度を減らす努力をしている。Trader Joe’sなど大手スーパーでは、60歳以上だけ買い物できる時間枠を作り、人の密度が少ない中での買い物ができるという。