ニューヨーク市は3月5日(現地時間)、日本からの帰国者は14日間自宅待機する要請を発表した。ニューヨーク市保健局によると、新型コロナウイルスの拡大を防ぐための措置で、学校や職場へ行かず自宅で1日2回検温することが求められている。自宅待機要請は、中国をはじめ、イラン、イタリア、韓国、日本からの帰国したニューヨーク市民が対象となっている。
在ニューヨーク日本国総領事館によると、 一般の旅行者が対象となるか等の詳細については、ニューヨーク市保健局に問い合わせて欲しいとしている。外務省は情報収集中という。
ニューヨーク市保健局は、以下のような要請文をホームページに掲載している。(以下転載)
自宅でのセルフモニタリングとは、自分の発熱の確認をし、咳や息切れに警戒することで
す。自宅でのセルフモニタリングが義務付けられている方全員に、自宅でのセルフモニタ
リング期間中に発熱、咳、息切れが発症したときに医師の診断が必要かどうかを判断する
ための連絡先が提供されています。自宅でのセルフモニタリングが義務付けられている方
は、自宅でのセルフモニタリング期間中は自宅に待機し、外出をしないよう求められてい
ますので、職場、学校、大衆を対象としたイベント、集団の集まりに参加しないでくださ
い。欠席・欠勤のための書類を学校または雇用主に提出する必要がある場合は、医師の診
断書をnyc.gov/health/coronavirusで入手してください。
過去14日間にCDC が指定する地域に立ち寄った方全員が、空港でCOVID-19の症状や感染のリスク要因に対する検査を受けます。検査を受けてから、次の3つに分けられます。
• CDC指定地域からニューヨーク市に到着の旅行者で症状がない方は、CDCの指示に
従ってニューヨーク市内の検疫場所に移動してください。
• CDC指定地域から帰国した旅行者で、症状がない方には、自宅でのセルフモニタリ
ングに関する指示が与えられます。このような方々は各自の目的地に行くことが
できます。それぞれの地域の保健局が詳細を提出するよう、後日旅行者に連絡し
ます。
• COVID-19ウィルスにさらされた可能性がある方もニューヨーク市保健局より自宅
でのセルフモニタリングが要請されます。