2020年のプーチン大統領のカレンダーが、今年も各国メディアで取り上げられている。
ロシアではプーチン大統領のカレンダーが定番商品になっているという。各国のメディアは、この定番カレンダーを通じて「今年のプーチン」を定点観測している。
プーチン大統領のカレンダーは、ロシア語版だけではなく、日本語版も含め中国版、イタリア版、スペイン版、フランス版、ドイツ版、英語版と計8種があり、グローバル展開を目指している。雑貨販売大手のLOFTによると、日本ではカレンダー人物部門で人気1位になっていた時期もあるという。
CNNは、2020年のプーチン大統領のカレンダーには、トランプ大統領との会談や、サウジアラビア皇太子と共に映る写真が入れられ、中東を始めとした外交的勝利の一年を謳っていると分析。フランスのマクロン大統領夫妻やドイツのメルケル首相と並ぶプーチン氏の姿を捉えた写真も使われており、ロシアに対する制裁は続くものの、欧州でもはや孤立していないと強調しているのではないかと指摘している。
イギリスのTheTimesも、2020年は、定番の鍛えられた上半身裸で銃を構えたり、馬に乗ったりする写真を封印し、洋服を着て外交で活躍する姿がふんだんに使われたカレンダーになっていると伝えた。