小笠原諸島の西之島付近に誕生した「新島」だが、11月の発見時と比べて約5倍に成長しており、このままでは西之島と合体する可能性が出てきたことが明らかになった。47NEWSは以下のように報じている。
海保が13日午後、赤外線カメラで上空から撮影した。千度に達する溶岩が西側の海に流れ、一部は西之島のある北西方向に延びているのを確認した。面積は約8ヘクタールで、11月の初観測時の約5倍になった。
(47NEWS「火山噴火の新島、面積5倍に 溶岩流れ西之島と合体か」2013/12/16 17:16 )
また、FNNニュースは、東京工業大火山流体研究センターの野上健治教授の発言を次のように紹介している。
現地を視察した東京工業大学の野上教授は、「拡大している北西方向には西之島があり、このまま火山活動が続けば、西之島とくっつく可能性がある」と分析している。
(FNNニュース「小笠原諸島・西之島付近に現れた新しい島、発見時の5倍以上に」2013/12/16 17:22)
せっかく生まれた「新島」が荒波にもまれて消滅する可能性は低くなってきたものの、今度は逆に成長しすぎて西之島と一体化することにもなりそうだ。
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