新型コロナウイルスの感染拡大に伴い外出制限が世界各国で広がる中、世界の人々が密かに熱中する遊びがある。自宅にあるもので名画を再現する「名画チャレンジ」だ。
オランダ人の女性がInstagramで呼びかけたのが始まりとされる。条件が限られる今だからこそ楽しめる遊び。家族でも一人でも独特の世界を表現できる。ペットも家に残っている野菜や果物も、大活躍だ。
この女性が運営するオランダ語で「アートと隔離のあいだ」を意味するTussen Kunst & Quarantaineのアカウントには3月14日以来、世界中からハッシュタグで作品が集まっている。
ルールは3つだけだ。①自分の好きなアート作品を選び②自宅にある3つの道具を使い、作品を模倣し写真を撮る③#tussenkunstenquarantaine のタグをつけて投稿する。
このアカウントは、アムステルダム国立美術館や、アメリカのメトロポリタンミュージアム、ゲティミュージアム、フランスのルーブル美術館などにもフォローされている。
ロサンゼルスにあるゲティミュージアムは、同館のオンライン作品の中からSNSで投稿するよう呼びかけている。
ゲティミュージアムはアムステルダム国立美術館やオランダ人女性のアカウントに「触発された」として、絵画チャレンジの投稿を呼びかけている。