凄惨な銃乱射事件を受けて、ニュージーランドは銃規制を強化することになった。
ジャシンダ・アーダーン首相は3月18日、2カ所のモスクで50人の命を奪った銃乱射事件を受けて、数日以内に銃規制法改正の改正案を発表すると、記者会見で明らかにした。
白人至上主義者と憶測されるオーストラリア人のブレントン・タラント被告(28)は16日、殺人罪で起訴された。タラントは答弁なしで再拘留され、4月5日再び出廷し、更なる罪で起訴されると推測される。
この事件を受け、内閣が新たな銃規制法について原則合意に達した後に、記者会見を開いたアーダーン首相。「今回の恐ろしいテロから10日以内に、この国をより安全にする改革を発表します」と語った。
■ニュージーランドの銃規制の現状は…
南島のクライストチャーチで3月15日、礼拝中のモスクで50人が命を失い、多くが負傷を負った今回の銃乱射事件。ニュージーランドの多くの人々にショックを与え、早急な銃規制の厳格化への呼びかけに繋がった。
ニュージーランドは人口500万人ほどだが、約150万丁の銃が流通している。銃を保持する為の年齢制限は16歳以上、セミオートでは18歳以上だ。
ラジオ・ニュージーランドがレポートした警察資料によると、2017年に申請された銃ライセンスのうち、99%が承認されたという。
ニュージーランドでの基準的な「Aカテゴリー」ライセンスの取得には、警察と身元調査の後発行される。
銃保持者は登録されるが武器は登録されない為、誰が幾つの武器を所持しているか監視できていないのが現状だ。
ハフポスト・インド版を翻訳、編集しました。