約15年後の2030年。
マッカーサー財団デジタルメディア&ラーニング・コンペティション共同ディレクターのキャシーN.ダビッドソンは、『今の子供たちの65%がまだ存在していない職業につくだろう』と予想しています。
近い将来、今の我々の仕事の多くはAIやロボットに代替される可能性が高い一方で、新たな職業が生まれる可能性も大いにあると予想されています。
アメリカの情報サイト『Cheat Sheet』の情報を元に、将来生まれるであろう有望な職業について、ご紹介させていただきます。
1.ボット・ロビイスト(Bot lobbiest)
ボットやソーシャルメディアの機能を上手く利用し、クライアントのビジネスやマーケティングを支援する人
2.未来貨幣投機家(Future currency speculator)
仮想通貨のスペシャリスト
3.生産カウンセラー(Productivity counselors)
健康管理から時間管理に至るまで、人生全般の生産性を上げるためのアドバイスをする専門家
4.微生物バランサー(Microbial balancer)
病原体となる危険なバクテリアなどの微生物を査定する専門家
5.ミームエージェント(Meme agent)
ユーチューバーなどのネットスターたちの代理を務める職業
6.ビッグデータ・ドクター(Big data doctor)
患者の病歴や個人データに基づいて、治療を施す新世代の医師
7.クラウドファウンディング・スペシャリスト(Crowdfunding specialist)
資金集めのアドバイスをする専門家
8.未来の仕事スペシャリスト/リクルーターの仕事(Jobs of the future specialist/recruiter)
将来のキャリアに特化して助言してくれる専門家
9.組織混乱家/企業かく乱家(Disorganizer/corporate disruptor)
システムやプロセスが古くなってよどんでしまった企業を揺り動かし、覚醒させる人
10.プライバシー・コンサルタント
デジタル情報を管理し、人々のプライバシーを守る支援をする専門
どれも異なる業界ではあるものの、コンサルティング色の強い職業が、活躍する時代になる印象を受けます。相談やサポートなど、『選択の支援』ができる人材が求められると言えそうです。
AIやロボットの普及により、「今の仕事がなくなったら」という恐れ・不安を抱きがちですが、これから新たに生まれる職業やサービスに向けて、幅広い知識をつけて準備をしていくことが将来のキャリアに繋がると言えそうです。
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