新型オービス、愛知県警が導入へ 生活道路でも取り締まり

簡単に持ち運びができる、小型の自動速度計測装置(オービス)の運用が始まる。
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Wikimedia Commons

愛知県警は2016年度中にも、簡単に持ち運びができる、小型の自動速度計測装置(オービス)の運用を始める。新型の機器により、これまで難しかった、街中の生活道路でスピード違反の取り締まりを行えるようになる。10月24日、時事ドットコムなどが報じた。

新たに導入する装置は縦と奥行きが50センチ、横26センチと小型で重量約25キロ。三脚を立て、狭い場所でも設置できる。速度超過を感知すると自動的にシャッターを切り、車のナンバーを記録する。

 

どこでも速度取り締まり=小型計測装置、初の本格導入-愛知県警:時事ドットコムより 2016/10/24 05:14)

朝日新聞デジタルによると、警察庁は既に埼玉、岐阜の両県で、小型オービスを導入している。これまでの装置は重さ約500キロで、ワゴン車の荷台に載せた状態で稼働させる「半可搬式」と呼ばれるタイプ。そのため、ワゴン車を止める道幅がない生活道路では、取り締まりが難しかった。

警察庁は「目的は摘発でなく車両速度の減速」と説明しており、オービスの場所の手前には、取り締まり中であることを知らせる看板を設置するとしている。

愛知県の交通死亡事故数は、14年連続で全国ワースト1位愛知県警によると、愛知県のスピード違反の交通事故は、速度の超過がない交通事故に比べて、死亡事故となる確率が約24倍になっていたという。