元南アフリカ大統領の故ネルソン・マンデラ氏の大彫像の耳の穴に、ウサギの像が隠されていることがわかった。9メートルほどのブロンズ像の中の、10センチにも満たない小さな像だ。ウサギは政府が依頼をしてつくられたものではないことがわかり、製作者が謝罪をした。
ロイターによると、この彫刻を請け負った制作者は、彫像へ署名することが認められなかったことで、この企みを思いついたという。また、政府側は厳しい納期を設定してきたため、二人は南アフリカで「せっかち」を意味するウサギを彫刻したということだ。
Beeld紙は、「孫が『この像は私の祖父が作った』といえるような印を残したかった」「(ウサギの像を)見つけるためには、双眼鏡などが必要だ。『小さな小さな印』であり、全体像を損なうものではない」という2人の製作者の弁明を報じている。
この彫像は2013年12月16日に大統領府などが入るプレトリアのユニオンビルの庭園で披露された。マンデラ氏が亡くなったのは、12月5日だった。
このニュースを報じたハフポストUS版には100を超えるコメントが集まっている。
ほとんどの彫刻には署名はないでしょう。ポスターや絵画と違って、何かを訴えるものではないでしょう。
アーティストは必ずどこかに署名を残しているものだよ。見えないところにね。ひっくり返してみたら?
貧しい国は、観光客が落とすお金が必要だよ。ウサギがある方が、ないよりも人がたくさん訪れるだろう。
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