イタリア・トリノで12月7日、開かれたフィギュアスケート・グランプリファイナル。世界最高得点を更新して3連覇したのは、アメリカのネイサン・チェン選手だった。
2位となった日本の羽生結弦選手も「少し嫉妬しているが、彼を本当に尊敬している」とエールを送るほどの圧巻の演技だけでなく、フリーでのチェンの衣装にも注目が集まっている。
他の選手の多くが、キラキラと光るスパンコールを散りばめた衣装に身を包む中で、チェン選手は黄色と白のゆったりとした上着と黒いズボンの衣装だった。
一般的なフィギュア選手の衣装とは全く異なる姿。ネット上では「練習着かと思った」「卵焼きみたい」と辛辣な声も出ている一方で「ネイサンはそこでバランス取らないと一人勝ちが過ぎてしまう」「シンプルな衣装だから技術が映える」と評価が分かれている。
■「僕が求めているのは着心地がいい服だ」
チェン選手の衣装を制作しているのは、アメリカの著名なデザイナー、ヴェラ・ウォンさんだ。オリンピック・チャンネルによると、今大会でも「僕が求めているのは着心地がいい服だ」とチェン選手は話していた。
逆に派手なコスチュームは苦手なようで、ニューヨーク・タイムズにに対して 「僕は本当にスパンコールが嫌いなんだ」と話している。
これまでのチェン選手の衣装を画像集で振り返ろう。