東京電力福島第一原子力発電所の事故で避難区域に指定され運休していた福島県内のJR常磐線のうち、広野(広野町)―竜田(楢葉町)間が6月1日、約3年3カ月ぶりに運転を再開した。避難区域内で鉄道が再開するのは、原発事故後初めて。
この区間はおよそ8.5km。現在いわき―広野間は下りが14本、上りが13本運行されており、そのうち上下9本が竜田まで延伸する。
楢葉町は今も町のほとんどが避難区域だが、日中は自由に立ち入りができる。町は2015年春以降の住民の帰還を目指しており、2日からは町の機能の一部を、いわき市にある仮庁舎から竜田駅近くにある本来の役場に移す。
以下に、開通した電車の車窓から見えた風景を紹介する。黒い袋に詰められた放射性物質置き場や、さらにその上にかけられた緑色のブルーシートなども見える。
広野―竜田間 下り(海側の風景)
竜田―広野間 上り(山側の風景)
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