BBCの報道によると、ソウル市役所は8月1日から、生産性を高める取り組みの一環として、職員に対して「午後の昼寝」を認めることにしたという。
昼寝したい職員たちはこれまで、昼休みを使って短い昼寝をとるしか方法がなかった。しかし今後は、午後1時~6時の間に1時間の昼寝ができるようになる。
ただし、昼寝をする場合は、通常より早く仕事を始めるか、遅くまで残業する必要がある(通常勤務時間は朝9時から午後6時なので、朝8時に来るか、午後7時に帰宅することになる)。
また、Donga.comの記事によると、全員が対象というわけではなく、妊娠中の女性など、母性保護が必要な女性職員や、夜勤や徹夜勤務の従業員などが対象であり、部門長の事前承認が必要だという。
ソウル市役所の広報担当者は「Korea Times」の取材に対し、「(許可を受けた)職員たちは、ラウンジや、空いている会議室といった場所で睡眠を取ることができます」と説明している。「市では、来年さらに予算をかけて、職員の休憩場所を増やす予定です」
「パワーナップ」(日本語版記事)の重要性については、最近いろいろなところで言われている。
「昼寝はこれまで、怠け者や睡眠不足の人がするものという否定的なイメージがありましたが、次第に、そうした否定的なイメージは薄れてきています」と、ルイザ・ディルナーは「ガーディアン」紙で述べている。「夜間に質の良い睡眠をとりにくくなってくる中年以降の人や、あるいは若者にとっても、昼寝は活動エネルギーを復活させるすぐれた手段なのです」
文末のスライドショーでは、中国のIKEAで撮影された「店内で昼寝をする人たち」(日本語版記事)を紹介している。
[Rachel Moss(English) 日本語版:ガリレオ]
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー