維新の党の上西小百合・衆院議員(比例近畿ブロック)が「本会議を欠席して秘書と不倫旅行した」「本会議の前日、胃腸炎の診断書を取得しながら、ショーパブや居酒屋をはしごした」と報じられた問題で、上西氏が所属する地域政党・大阪維新の会は4月4日、処分として最も重い除籍とすることを決めた。
代表を務める橋下徹・大阪市長が、4日の街頭演説で明らかにした。
「国会を休んでおきながら、前日にお酒飲んで、ご飯食べて、何軒かお酒のある店に行って、そして国会を休んで大阪に戻ってきている。そのほか彼女は、これまで国会議員としての言動に非常に問題がありまして、実は大阪維新の大阪府議会のところに指導預かりとして、上西小百合を預けてたんですね。ちゃんと指導してくださいと。ところが全然、改善の見込みがないという報告が上がってきましたので、今回、大阪維新の会では除名ということにします。納税者の皆さんが国会議員の給料を払っているわけですから、いろんな事実はああだこうだということを上西小百合は言ってるんですけど、一連の行動とこれまでの言動を総合的に判断して、僕らは常に税金の無駄遣いをチェックしていく政党ですから。国政政党の維新の会は代表じゃないのでものを言えないので、大阪維新の会として除名と。次、吹田からは出しません」
橋下氏は国政政党・維新の党の共同代表を退いており、国会議員としての上西氏の処遇に現時点で変動はない。維新の党の松野頼久幹事長は、大阪維新の会の処分を見て対応を決める考えを示したが「今回は診断書も出ているので、処分にはなじまない」とも述べたという。
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